随筆「17歳からのメッセージ」 新崎さん全国最高賞


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
随筆コンテスト「17歳からのメッセージ」自由課題でグランプリを取った新崎響さん=7日、宜野湾市の普天間高校

 【宜野湾】普天間高校3年の新崎響(なり)さん(18)=宜野湾市=はこのほど、大阪経済大学が主催する高校生の随筆コンテスト「17歳からのメッセージ」自由課題の部でグランプリを獲得した。新崎さんは「苦手だと思っていたことも挑戦すればできると自信が湧いた」と胸を張った。19日に同大学で開かれる表彰式に出席する。

 5月に授業の一環で書いた作品を応募した。コンテストは全国370校から2万7344点の応募があった。3部門のうち自由課題の部門で寄せられた1万1785点から、新崎さんの作品「私の十七歳」がグランプリに輝いた。

 生活の苦楽、率直に

 随筆は「十七歳はもっと大人だと思っていた」と書き始めている。受験勉強など17歳の「私」のつらさを語り、「ほとんど決まった毎日を過ごしている」と表現した。さらに「でもなぜだろう。その毎日がとても楽しい」「幸せ過ぎる」と現在の暮らしの魅力を訴えた。
 新崎さんは「17歳はこんなにきつくて楽しいんだと表現したかった。感じたことを率直に書いたつもりで、賞を取れるとは思わなかった」と語った。「挑戦してみれば何とかなると前向きな気持ちになった。受験勉強で思い通りにならない時があっても落ち込まずに頑張れそうだ」と笑顔で語った。