沖縄県の東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で、今回新たに建設される4カ所のうち、一番遠くに位置する「G地区」の建設作業の様子が分かった。樹木の伐採は終了し、一部砂利も敷かれていた。さらに宇嘉川の河口につながる訓練道の工事も進んでいる。
ヘリパッドの造成地が平たんではない「H地区」のヘリパッドに比べ、位置は遠いが作業は早いペースで進んでいるとみられる。
さらに沖縄防衛局が宇嘉川から「G地区」のヘリパッドにつながる訓練道の整備のため、14、15の両日、民間ヘリで資機材を空輸することを受けて、宇嘉川周辺の土地改良区の農道に少なくても7台の警察車両が駐車しているのが確認できた。周辺には数十人の機動隊員も確認されており、市民らの抗議行動を警戒しているとみられる。
一方、「N地区」の二つのヘリパッドのうち、奥に位置するヘリパッドは、砂利の上に敷いた緑色のマットの上に土がかぶせられている状態で、その上に芝を植える最終段階にまで来ているとみられる。「H地区」は土地を平たんにする作業が進められている。