シンクロ オーロラ杯 片桐ソロ九州準V 玉城、成長の3位


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 シンクロナイズドスイミングのオーロラカップ2016は23日、福岡市の総合西市民プールで行い、ソロ競技で沖縄から出場した玉城中1年の片桐花菜(波之上スイミングスクール)が準優勝し、上間小6年の玉城結衣(同)が3位入賞を果たした。デュエット競技では片桐と玉城のペアが4位に入った。

◇新作完成、鍛錬実る 片桐

 片桐花菜(玉城中1年、波之上スイミングスクール)は新作の演技でソロ競技の準優勝の結果をつかんだ。「新しいことをやってみたかった」と今大会ではこれまで大会で披露したことのない演技に挑戦した。テーマは「水が流れるような演技」。「こんなに点数がもらえるとは思っていなかった」と九州2位の好成績に驚きを隠さなかった。

 新作に取り組んだのは10月から。振り付けは主に自分で考え、周囲と相談しながら完成させた。イメージする演技は、大会本番では「少しだけ間違えて戸惑った場面もあった」。それでも「いつも練習でやっていることを思い出しながらやった」と最後まで気持ちを切らさなかった。

 今大会で結果を残し、「自分のやるべきことを表現できた」と達成感をにじませる。そして、「次はもっと高い点数を取って1位になれるように頑張りたい」と目標を掲げた。

 ソロ競技3位入賞の玉城結衣(上間小6年、波之上スイミングスクール)は成長を見せた。7月のジュニアオリンピック予選から獲得点数が伸びており、「前回から表現力を鍛えてきた」と胸を張る。演技を、よりきれいに見せる方法を自宅でも研究したといい、試合で成果を発揮した。今後に向けて「もっと練習したい」とさらなる飛躍を誓った。

◇緊張して堂々とできず
 ソロ6位の月岡心奈(南風原小5年、波之上スイミングスクール)の話 見ている観客が多くて、緊張して堂々と演技ができなかった。もう少し上の順位にいきたいので、次は100パーセント以上の力を出す。

◇練習と同じ実力出せた
 ソロ7位の上原心夏(垣花小5年、波之上スイミングスクール)の話 練習と同じように大会でも自分の実力を出せた。観客が自分をずっと見てくれるような、飽きられない選手になることが目標だ。