宮良長包音楽賞 知名さん「大変名誉」 特別賞宮沢さん「最高の日」


この記事を書いた人 新里 哲
第14回宮良長包音楽賞を受賞した知名定男さん(右)、特別賞の宮沢和史さん =2日、那覇市西のパシフィックホテル沖縄

 第14回宮良長包音楽賞(琉球新報社主催)の贈呈式と祝賀会が2日、那覇市のパシフィックホテル沖縄で開かれた。宮良長包音楽賞は音楽プロデューサーで民謡歌手の知名定男さん(71)、同特別賞は音楽家の宮沢和史さん(50)に贈られた。贈呈式で富田詢一琉球新報社長が表彰状と記念品、副賞としてミンサー織を贈呈した。

 知名さんは「音楽に携わる者として宮良長包の名がついた賞をもらえることは大変名誉なこと。今後も音楽活動を一生懸命やっていきたい」と喜びを語った。特別賞の宮沢さんは「大好きな沖縄の人たちに祝っていただき、とてもうれしく思った。最高の日だ」とあいさつした。

 選考委員長の久高友之さん(那覇市民吹奏楽団常任指揮者)が選考の経過を報告し、「知名さんは『ネーネーズ』のプロデュースや『琉球フェスティバル』などのイベントプロデュースで沖縄音楽の普及に貢献した。宮沢さんは『島唄』の大ヒットや沖縄民謡を次世代に伝える活動などで評価につながった」と話した。翁長雄志知事のあいさつを照喜名一県文化スポーツ統括監が代読した。