弾薬庫知花区 アセスを要求 沖縄市、排水影響を危惧


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【沖縄】米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の倉庫群などが移転する沖縄市の嘉手納弾薬庫知花地区について、沖縄市が沖縄防衛局と県に環境影響評価調査(アセスメント)の実施を求めていることが、9日分かった。移設される洗濯クリーニング施設から出る排水など、周辺地域への悪影響を危惧(きぐ)している。

 9月12日付で防衛局と県に要請したが、現段階で回答はない。

 市の担当課は「計画段階で、環境保全策や環境基準などの十分な議論をすること、計画への反映、建設後の検証、調査が重要」としている。

 県環境政策課は「今の段階では県条例の対象になるか正確には分からず、防衛局から自主的に実施したいとの申し入れもない」としつつも「大規模な整備事業のため環境に配慮することが望ましい」と述べた。