伝統文化、次世代が継承 県中学校文化祭が開幕


社会
この記事を書いた人 松永 勝利
第22回県中文祭のオープニングで歌三線を披露する生徒たち=10日午前、浦添市のてだこホール

 「うちなーの伝統文化 私たちが繋ぐ 美ら島の未来」をテーマに、第22回県中学校総合文化祭(主催・県中学校文化連盟)が10日午前、浦添市のてだこホールを主会場に開幕した。11日までの2日間で県内の中学生ら約8500人が集まり、舞台や展示を通して、多彩な文化活動を発信する。
 オープニングは具志川中学校吹奏楽部のファンファーレで始まり、県内42校254人による「安波節」「安里屋ゆんた」「めでたい節」の歌三線合奏があった。中頭地区6校による舞踊「かぎやで風」や伊波中学校の組踊「手水の縁」なども演じられた。開幕の合唱に参加する金城中3年の大城千尋さん(15)は「他の中学校と一緒に歌えるのが楽しみ」と話した。【琉球新報電子版】