沖縄県議会議長も欠席 北部訓練場返還式典「適当ではない」


この記事を書いた人 金城 美智子
 新里米吉議長

 22日に名護市で予定される米軍北部訓練場の過半の返還に伴う式典に関し、県議会の新里米吉議長は14日、「適当ではない」と述べ、欠席する考えを示した。県議会の各会派の代表者会議で明らかにした。同式典は、翁長雄志知事も12日に欠席することを発表していた。

 代表者会議では、野党の自民が「堂々と議長が出席して返還を歓迎し、基地の整理縮小が負担軽減につながるという意思表示をすべきだ」と要望した。一方、与党3会派はこれまで県議会が北部訓練場のヘリパッド建設中止を決議していることや、名護市安部の沿岸で発生した垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの墜落事故に対する県民感情を踏まえるべきだなどとして、出席しないよう求めた。【琉球新報電子版】