日銀短観19期連続「良い」超 沖縄県 観光、建設で好調


この記事を書いた人 金城 美智子

 日本銀行那覇支店(松本孝一支店長)は14日、12月の県内企業短期経済観測調査(短観)の結果を発表した。企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は全産業で前回調査(9月)より5ポイント低下のプラス37となり、19四半期連続の「良い」超だった。全国の景況感が低調な中、県内は観光や建設関連を中心に好調を維持している。

 松本支店長は「全国に比べて景況の水準は高く、先行きもいい。企業の売り上げが伸び、収益も上がる。そして設備投資も増えるといった好循環になっている。企業によっては、人手不足に伴う人件費の上昇により収益環境が悪化しているケースもあり、留意する必要がある」と述べた。【琉球新報電子版】