部活動休養日、沖縄は「週1以上」9割 体力テストは全国に届かず


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 スポーツ庁が実施した2016年度全国体力テストで、沖縄県内は約9割の学校が週1日以上の部活動休養日を設定し、約7割だった全国よりも「適切」に実施していることが分かった。顧問の配置は「希望する教員が原則」とする学校が10・1%あり、全国(5・3%)より多かった。

 一方、体力テストは中2男子以外は昨年よりわずかに点数を伸ばしたが、いずれも全国平均には達しなかった。

 学校として定める部活の休養日は週2日が19・6%で全国を5・5ポイント上回った。3日以上は3・6%(全国2・9%)だった。

 運動部の1日当たりの平均実施時間は、男子は平日123・76分、土日187・24分でそれぞれ全国より9・88分、4・37分多かった。女子は平日123・65分、土日173・09分で、平日は全国より9・07分長く、土日は14・77分短かった。

 顧問の配置は「全員が当たることが原則」とする学校が73・2%に上ったが全国は87・5%あり、県内の方がより教員の希望を尊重する傾向が表れた。

 体力テストは、握力とソフトボール投げは小5、中2の男女ともで全国平均を上回った。立ち幅跳びは小学生は全国を下回ったが中学生で上回った。それ以外の種目はいずれも全国平均に届かなかった。