北部着陸帯が完成 日米両政府が確認


この記事を書いた人 新里 哲

 日米両政府は16日、米軍北部訓練場で建設してきたヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の完成を確認した。米軍が現場入りし、同訓練場の過半の返還の条件とされる6ヘリパッド全てが完成したと確認した。日本政府側は前日15日で確認を終えていた。これらヘリパッドでは13日夜に名護市で墜落した垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが運用される。ヘリパッドに近い東村高江集落などでは騒音被害の増大が予想され、県民の反発が続いている。22日には建設完了に伴う返還式典(政府主催)があるが、翁長雄志知事や新里米吉県議会議長は欠席を決めている。

 計画された6ヘリパッドは完成したが、政府は「G地区」と呼ばれるヘリパッドと国頭村の宇嘉川河口部を結ぶ訓練道の整備については、最長で来年夏まで工事を継続する。