第58回九州高校演劇研究大会(九州高校演劇協議会など主催)が16、17日、浦添市のてだこホールで開かれ、向陽高校が優勝に当たる最優秀賞に輝いた。同高は来年7、8月に宮城県で開かれる第41回全国高校総合文化祭の演劇部門に派遣される。各登場人物の個性を発揮した演技などが評価された。
向陽高の演目は「ロミオとジュリエット」を学校の文化祭で披露する高校生を描いた「HANABI」。「自分たちが楽しめる劇にしたい」と葛藤しながら練習に打ち込む高校生の姿をコミカルに演じた。部長で同高2年の赤嶺星南さん(17)は感激した様子で「先輩が果たせなかった全国出場を目標に練習した成果が出てうれしい。全国でも優勝を狙いたい」と決意を語った。
同大会には九州各県の代表校11校が出演。県からは陽明高校も出演し、優良賞を受賞した。