沖縄名護市に飛行再開伝達 稲嶺市長「とても信じられない」


この記事を書いた人 金城 美智子
オスプレイの飛行再開を説明する沖縄防衛局の高木健司次長(右)に対し、「到底許されない」などと憤慨する稲嶺進名護市長=19日午前10時29分、名護市役所

 【名護】沖縄防衛局の高木健司次長は19日午前、名護役所に稲嶺進名護市長を訪ね、米軍普天間飛行場所属のオスプレイの飛行を19日午後から再開することを伝えた。13日夜に同市安部の海岸へオスプレイが墜落してから、6日が経過したばかり。稲嶺市長は「とても信じられない。納得できない。到底、許されるものではない」と述べ、事故原因や対策について米軍側の説明をそのまま伝え、飛行再開を認める国側の姿勢を強く批判した。

 防衛局によると、同市安部海岸への墜落事故の原因となった空中給油訓練に関し米軍は集合教育や手順の確認、地上でのシミュレーションなどを終えた上で再開するとしている。(琉球新報電子版)