宜野湾市長が米軍に抗議 安全確認まで飛行停止要求


この記事を書いた人 金城 美智子
オスプレイ墜落事故の飛行再開で、米軍キャンプフォスターを訪れ、抗議した佐喜真淳宜野湾市長=20日午前9時半ごろ、北中城村石平

 【宜野湾】佐喜真淳宜野湾市長は20日午前、北中城村の米軍キャンプフォスターを訪れ、MV22オスプレイ墜落事故と飛行再開に抗議した。米軍はスコット・コンウェイ政務外交部長が対応し、飛行再開で「県民に与える不安については率直におわびしたい」と話したという。

 佐喜真市長は米軍普天間飛行場の「一日も早い返還というのを日米両政府は不断の努力で取り組んでほしい」と要求した。

 在沖米軍トップのニコルソン在沖米四軍調整官に宛てた抗議文書では、飛行再開について「9万8千人余の宜野湾市民がないがしろにされているというほかなく、断じて容認できず、強い憤りを禁じえない」として、事故原因の公表や安全が確認されるまでのオスプレイの飛行停止を求めた。【琉球新報電子版】