読上暗算で全国制す 森淑史さん(沖尚高)啓夢君(泊小)兄弟


この記事を書いた人 新里 哲
全国珠算競技大会そろばんクリスマスカップ2016」で好成績を出した(前列右から)森淑史さんと啓夢君、(後列右から)秋山泰佑さん、赤嶺大翔さん、幸地えりなさん=浦添市の宮城珠算学校

 24日に埼玉県で開かれた全国最大規模の珠算大会「全国珠算競技大会そろばんクリスマスカップ2016」で、宮城珠算学校(浦添市、宮城忍人校長)の森淑史(よしふみ)さん(15)=沖尚高1年=が、読み上げられる最大16桁の数字をそろばんを使わず暗算する「読上暗算」で、参加者729人の中から日本一となった。弟の啓夢(ひろむ)君(12)=泊小6年=も、読上暗算の小学5・6年生の部で優勝、兄弟で好成績を残した。

 淑史さんは2014年にも同大会読上暗算で日本一を獲得している。2度目の快挙に「うれしい。まだ連覇できていないので来年は連覇したい」と語った。大会では決勝に2人が残り、なかなか決着がつかなかったという。「緊張を勢いに変えることができた。それが日本一につながったと思う」と振り返った。一方、啓夢さんも「来年は1位になりたい」と話し、兄弟で切磋琢磨(せっさたくま)していくことを誓った。

 宮城珠算学校は中学生の部団体総合競技でも優勝した。メンバーは、幸地えりなさん(15)=沖尚中3年、赤嶺大翔さん(14)=仲西中2年、秋山泰佑さん(13)=開邦中1年=の3人。