性の多様性尊重を宣言 浦添市が虹色旗掲揚


この記事を書いた人 松永 勝利
性の多様性を象徴する旗「レインボーフラッグ」を市旗と共に掲げる関係者=4日午前、同市役所

 【浦添】浦添市は4日午前、性の多様性を象徴する旗「レインボーフラッグ」を庁舎に掲げた。仕事始めに合わせた掲揚式で、松本哲治市長が「性の多様性を認め合うまち」として「レインボー都市うらそえ宣言」を読み上げた。
 宣言は1日付。「だれもが望む性で生きること(性自認)、どの性を愛するか、愛さないか(性指向)等は、人が自分らしく幸福に生きる当然の権利であり、尊重されなければならない。性の多様性を知り認め合うことは、人権が守られる平和で豊かな社会につながる」などとうたった。
 文案起草には性的少数者の当事者も関わった。「一人ひとりが大切な存在」であると強調し「だれもがティーダ(太陽)のように輝けるよう」にと、差別や偏見をなくすことを呼び掛けた。
 市は今後、学校などでの啓発活動に力を入れる。取り組みの財源には、個人が好きな自治体に寄付できる「ふるさと納税」を活用する。【琉球新報電子版】