ファイティング大吉46分戦い抜き殊勲賞 新春・南部大闘牛大会


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大激戦となった注目のシーの十番で角を合わせるファイティング大吉(右)=3日、うるま市石川多目的ドーム

 【うるま】新春闘牛大会の第3弾として新春南部大闘牛大会(主催・南部闘牛組合、共催・琉球新報社、特別共催・リザンシーパークホテル谷茶ベイ)が3日、うるま市石川多目的ドームで行われた。

 負けなしの期待牛である不死鳥が登場予定だった注目のシーの一番は、試合出場のため南部の牛舎から出そうとした際に不死鳥が足を痛めたことから、牛主の判断で出場を見合わせて対戦が取りやめとなった。

 好カードとして闘牛ファンの注目を集めたシーの十番の大城木工対ファイティング大吉戦は、予想通り序盤からがっぷり四つに組み、一進一退、互角の攻防戦を繰り広げる展開となった。全く優劣付け難い息詰まる激戦が延々と46分22秒も続いた。最後は、沖縄2連勝と勢いに乗るファイティング大吉が、粘る大城木工を振り切り、辛勝の白星を挙げて殊勲賞を獲得した。

 その他では、徳之島からのトレードで沖縄初登場となったシーの三番の戦闘赤蜂対剛修白宝戦の若手牛同士の対決も観衆を沸かせた。
(平川康宏通信員)