沖縄関係路線を就航する航空4社は5日、年末年始(12月22日~1月3日)の搭乗実績を発表した。搭乗者数は前年同期比14・8%増の55万5839人となった。帰省目的に加え、観光目的の旅行需要の高まりを背景に、各社とも那覇―羽田など主要路線で臨時便を出したことで、いずれも旅客数、利用率ともに前年を上回った。
増加率トップは日本航空(JAL)で、前年同期比20・6%増の12万4960人で、利用率は7・3ポイント増の83・9%だった。那覇―羽田間や伊丹間で臨時便を増やすなど、前年より提供座席数を増やしたことが要因となった。
一方、旅客数の最多は全日本空輸(ANA)で、前年同期比14・1%増の30万3842人だった。利用率は7・4ポイント増の76・9%だった。
日本トランスオーシャン航空(JTA)は10・4%増の10万8822人で、利用率は5・1ポイント増の79・0%だった。那覇―宮古間や石垣間で臨時便を出し、前年より8便多い18便の臨時便を運行した。那覇―宮古、福岡などが好調だった。
琉球エアーコミューター(RAC)は前年同期比14・8%増の1万8215人。利用率は2・2ポイント増の71・8%となった。那覇―南大東、北大東などで臨時便11便を出した。那覇―奄美大島、久米島などが好調だった。