九州高校放送コンテスト 那覇国際、2部門で2位


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那覇国際高校映画研究部の「AIのある日常」で監督を務めた善平健太郎さん(左)と「宇宙船SO5」の監督の宮城千咲さん=那覇国際高校

 大分県別府市でこのほど開かれた第38回九州高校放送コンテスト・校内放送活動研究集会大分大会(九州高校文化連盟、大分県高校文化連盟主催)で、那覇国際高校映画研究部が出品したテレビ番組部門の「AI(アイ)のある日常」とラジオ番組部門の「宇宙船SO5」が、それぞれ準優勝に輝いた。

 テレビ番組部門の「AI―」は主人公・葵とスマートフォンに搭載された人工知能(AI)との恋愛を描いた実写作品。監督を務めた善平健太郎さん(15)=1年=は「人の思いは言葉でなくても伝わる」との思いを作品に込めたという。善平さんは「受賞はうれしい。次は全国一を目指したい」と意欲を見せた。

 ラジオ番組部門の「宇宙船SO5」は惑星アトラスから資源を求めて宇宙船で旅をする4人が、船内でいさかいを起こしてしまう物語。監督の宮城千咲さん(16)=1年=は「効果音を自作するなど音響に力を入れた。同部門では伝統的にドキュメントが強い中、フィクションで準優勝できて驚いた」と振り返った。

 その他の県勢の成績は次の通り。

 【アナウンス部門】優良賞 奥平光矢(宮古高2年)

 【朗読部門】優良賞 新垣春菜(八重山高2年)

 【ラジオ番組部門】優良賞 「毎日にありがとう」(那覇高放送部)▽同 「千広先輩!」(与勝高放送部)

 【テレビ番組部門】奨励賞 「stART」(開邦高映画研究部)