沖縄とモンゴル 関心高まる機会に うるま与那城でアート展


社会
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自身の作品の前に立ち、多くの来場を呼び掛けるホラン・トゥメンバヤルさん=7日、うるま市与那城屋慶名の「1129スタジオYAKENA」

 モンゴルと沖縄の芸術家の作品を集めたアート交流展「Steppe&Ocean 2」が7日、うるま市与那城屋慶名の「1129スタジオYAKENA」で始まった。8、9の両日と14、15の両日、午前11時から午後7時まで開催している。入場無料。

 絵画や映像作品、インスタレーションなど沖縄の作家9人、モンゴルの作家6人の作品を展示している。

 モンゴルでデザイナーとして活躍しているホラン・トゥメンバヤルさん(33)が来沖。モンゴルの自然や文化、生活様式などを守っていきたいとの願いを込めた絵画作品「自然のまま」を出品した。県立芸大修士課程で学んだ経歴のあるホランさんは「沖縄とモンゴル双方で互いへの関心が高まる機会になるといい」と話した。期間中は会場で自身の作品についての解説などを行う。

 「草原と海」を意味する交流展の第1回は2015年9月にモンゴル・ウランバートルで開催し、盛況だったことから今回の企画につながった。

 企画に携わった現代美術家の津波博美さん(46)は「今回初めてモンゴルの人と会うという沖縄のアーティストもいた。アートを基にしたきっかけから交流が広がってほしい。沖縄の人にモンゴルをもっと近く感じてもらいたい」と来場を呼び掛けた。問い合わせは(電話)090(6857)1424(津波)。