沖縄高専で101デシベル オスプレイ、高周波も最大級


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 【名護】名護市辺野古の上空をオスプレイが9日午前に通過した際、沖縄工業高等専門学校屋上で観測された低周波音が、人に対し「心理的影響」や「物的影響」に関する環境省設定の基準値を上回った。渡嘉敷健琉球大准教授が高専屋上に設置した計測器で記録した。同日午前10時1分に周波数20ヘルツで音量101・7デシベルを記録する最大級の大きさで、心理的影響を25・7デシベル、物的影響21・7デシベルそれぞれ上回った。

 さらに高周波音などを反映する「A特性」では最大98・8デシベルと最大級の音量を記録した。渡嘉敷准教授は「低空飛行が騒音を悪化させる要因になる」と指摘した。