【八重山】2017年の子牛の初競りが13日、沖縄県内各地の市場に先駆けて黒島家畜市場(竹富町)と八重山家畜市場(石垣市)で開かれた。最高値は昨年の初競りに比べ黒島で51・8%増の140万2920円と大幅に伸び、同市場過去最高を記録。八重山は45・9%増の139万7520円だった。
平均価格は黒島が9・7%増の77万5671円、八重山が9・6%増の74万8380円だった。全国的な素牛不足が依然と続いていることから好調を維持。黒島は力を入れる母牛改良の取り組みが価格の向上につながった。両市場で400頭、総額約3億292万円の取引となった。
式典でJAおきなわの大城勉理事長は「全国的な素牛不足で子牛は高値で推移している。関係機関と連携し肉用牛の振興で農家の所得向上に取り組みたい」とあいさつした。