【名護】「タンカン・フルーツシークヮーサー旬入りフェア」(主催・JAおきなわ北部地区柑橘生産部会、JAおきなわ北部地区シークヮーサー生産部会)が20日午前、名護市宮里のJAファーマーズマーケットやんばるで始まった。関係者ら約50人が会場に足を運んだ。あいさつをしたJAおきなわ北部地区営農振興センターの知花正也会長は「例年12月中旬から2月中旬(約3カ月)に旬を迎えるタンカンとフルーツシークヮーサー。多くの人の沖縄の冬の味覚を味わってほしい」と呼び掛けた。フェアは22日まで。フェア期間中はタンカンとフルーツシークヮーサーの値段が1割引となる。
ことしのタンカンは暖冬の影響で色乗りが遅れているが、甘みなどの品質は良好だという。本年度は昨年度より133トン多い598トンの出荷を目指す。フルーツシークヮーサーは昨年初頭から続く寒波や曇天の影響で、生産量の増加は見込めないという。本年度は昨年度と同数の28トンの出荷を目指す。
柑橘生産部会の宮城俊次会長は「ことしは台風の影響も少なく、良質なタンカンができている。これから寒くなると、タンカンの色乗りも良くなるだろう」と話した。
シークヮーサー生産部会の具志堅勝会長は「近年のシークヮーサーは技術向上で、甘くて食べやすいと評価をもらっている」と魅力を語った。【琉球新報電子版】
冬の味覚・タンカンが食べ頃 名護の農家市場でフェア
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松永 勝利