【うるま】うるま市の製塩業ぬちまーす(高安正勝社長)は東北や北海道での流通、販売強化を目指し、塩販売の東日本ソルト(仙台市、宮沢啓祐社長)と総代理店契約を結んだ。
ぬちまーすは、独自の特許製法で世界一含有ミネラルの種類の多い塩としてギネス認定されており、首都圏や関西圏で人気を得ているほか、台湾や中国などでも販売しているが、東北の販売網はなかった。
東日本大震災後、被災地支援を継続しているコザ信金(上間義正理事長)が岩手県花巻市の花巻信金(漆沢俊明理事長)と関係が深いことから、ビジネスマッチングとして両信金が仲介して代理店契約がまとまった。
18日、花巻市内のホテルで開かれた締結式でぬちまーすの高安社長と東日本ソルトの宮沢社長が契約書を取り交わした。コザ信金の上間理事長、花巻信金の漆沢理事長も立ち会った。
高安社長は「東北への営業は難しく課題だったが、幅広い販売網に期待している。現地での製品説明なども合わせて攻勢を掛けていきたい」と話した。
東日本ソルトの越後屋幸雄専務は「品質が良く夢のある製品で、小売りだけでなく、食品製造の皆さんに使っていただくことも考えている」と話し、広く展開したい考えを示した。