名護市議会、オスプレイ訓練再開に抗議


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 【名護】昨年12月の名護市安部へのオスプレイ墜落を巡り、名護市議会(屋比久稔議長)は25日、十分な事故原因究明に至らないままオスプレイの飛行訓練や空中給油訓練を再開したとして抗議し、同型機の飛行訓練や空中給油訓練を中止することなど4点を求める意見書と抗議決議を賛成多数で可決した。米海兵隊は墜落現場周辺の全ての残骸を完全に回収することや、オスプレイの配備撤回、同型機を配備する辺野古新基地建設を直ちに中止・撤回することも盛り込んだ。

 賛成は与党会派13人と公明会派2人の計15人、反対は野党会派11人だった。意見書は首相、外相、防衛相らあて。抗議決議は駐日米国大使、在日米軍司令官らあて。意見書や抗議決議は「米軍の発表をうのみにして訓練再開を認めた。まさに軍事優先・米国優先であり、県民、市民の生命財産を踏みにじるこのような政府の姿勢は断じて容認できるものではない」などと指摘している。【琉球新報電子版】

英文へ→Nago City Council formally objects to resumption of Osprey flight training in Okinawa