八重山特支校高等部に奨励賞 手帳甲子園


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手帳甲子園の奨励賞受賞を喜ぶ八重山特別支援学校の生徒たち=26日、石垣市宮良

 【石垣】石垣市の八重山特別支援学校高等部3年1組の生徒7人が「第5回手帳甲子園」(NOLTYプランナーズ主催)の取り組み部門で奨励賞に輝いた。特別支援学校の入賞は全国初。7人は26日、同校で受賞報告した。

 主催者が中高生向けに開発した手帳の活用事例で優秀な取り組みを表彰する大会で、八重山特別支援学校3年の7人は個人部門と、学級活動として取り組み部門に参加した。取り組み部門は全国から30校の応募があった中で入賞を果たした。受賞は昨年12月17日付。

 毎週4日1校時に時間割を記入したり、それぞれ自由な時間に日程や日記を書き込んだりして活用。日程管理に慣れることで卒業後の就労活動に役立てようと取り組みを続けてきた。審査では「社会で求められる自己管理能力を着実に育成した」と評価を受けた。

 野原咲妃さん(18)は「生活習慣を見直すことができた」と振り返るなど生徒たちは「忘れ物が減った」「計画的に行動できるようになった」などと成果を紹介。青井洸貴(こうき)さん(18)は「優秀賞も期待したけど奨励賞はうれしい」と喜んだ。