契約社員32人正社員登用へ 沖縄セルラー電話


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社

 沖縄セルラー電話(那覇市、湯淺英雄社長)は26日、政府が実現を目指す働き方改革への対応として、有期雇用の契約社員を正社員に登用する新人事政策を発表した。これまで「総合職」だけだった正社員の職務系統に、新たに「専門職」の枠を設け、契約社員のうち32人を4月1日付で無期雇用の正社員として登用する。

 専門職として正社員に登用後は、資格取得などキャリア開発の支援を用意し、基幹的業務を担う総合職への転換制度も整備していく。2017年度も契約社員のうち7人が正社員登用の対象となる。

 友利克輝取締役は「社員の満足度を高めることで会社の持続的な成長につなげていく。社員が安心、安定して働けることは、雇用面で地域への貢献になる」と説明した。その上で「テレワークの導入検討や長時間労働の抑制策などを検討している」と働き方の見直しをさらに進めていくとした。