センバツ出場校決定 滋賀学、早実など32校


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 第89回選抜高校野球大会(3月19日から12日間・甲子園)の出場32校を決める選考委員会が27日、大阪市の毎日新聞大阪本社で行われた。

 前回大会で8強入りした滋賀学園は近畿地区から今年も選ばれた。同学園にはエースの神村月光(コザ中出)や打線の軸となる武井琉之(北中城中出)のほか、棚原孝太(浦西中出)ら県出身計7選手人が所属しており、今年も全国舞台での活躍が期待される。

 昨年に続く選出となった秀岳館(熊本)には捕手の幸地竜弥(玉城中出)が所属。昨年の秋季九州大会では、チーム4強に貢献した。高崎健康福祉大高崎(群馬)にも安里樹羅(宮里中出)、渡口大成(読谷中出)の県勢2選手が所属している。

◆筆頭はエース神村 滋賀学、県出身者7人登録
 前回大会でベスト8入りした滋賀学園には、北谷や浦添、読谷、うるまの県内ボーイズリーグで活躍してきた選手ら7人が登録メンバー入りしている。選抜に出場する県外のチームでは県勢が最も多いチームだ。

 秋の新チームの投手陣はエースの神村月光(コザ中出)を筆頭に棚原孝太(浦西中出)、宮城滝太(嘉手納中出)が続く。内野陣は一塁手の知念良智(北谷中出)、遊撃手の小浜崚史(嘉数中出)、左翼手の武井琉之(北中城)で、控え内野手で渡嘉敷清悟(与勝中出)となっている。

 特に神村の注目度は高く、北谷ボーイズ時代の神村を知る同チーム代表の外間達也さんは「ボーイズ時代からエースとして活躍する存在だった」と期待する。

 県内の各リーグや軟式野球の大会などには県外の指導者が度々訪れ、有力選手をチェックしているという。自己を高めたい選手の意欲と県外チームの方針が合致すれば、県外への進学を決める選手も出てくる。