【宜野湾】米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市に対し、2016年度に市民から寄せられた騒音に関する苦情が26日で過去最多の365件に上ったことが27日、分かった。上大謝名公民館で26日午後10時44分、航空機騒音96・1デシベルを測定。所属機の事故が相次ぐ中、騒音も激化し、基地撤去を望む声が高まっている。
市の「基地被害110番」に寄せられる苦情は02年の受け付けから年々増加し、363件だった15年度も当時の過去最多だった。
上大謝名では26日午後10時9分にも82デシベル、同36分にも92・7デシベルを記録した。午後10時以降の飛行を制限する騒音規制措置(騒音防止協定)に違反したとみられる。
26日午後4時50分に市に電話をかけた上大謝名在住の女性は「最近、毎日朝から晩まで飛んでうるさい。うるさすぎて気分も悪くなっている」と訴えた。