鮮やかに咲き誇り 名護さくら祭り開幕


この記事を書いた人 松永 勝利
三分咲きだがかわいらしいピンクの花を満喫する家族連れら=28日午前、名護市の名護城付近

 【名護】「日本の春は、ここからはじまる」を合い言葉に第55回名護さくら祭り(同実行委員会主催)が28日、名護中央公園などで始まった。29日まで。名護城跡一帯に約1万本の桜の木が立ち並び、一足早く楽しめる桜を見ようと県内外から多くの観光客が訪れている。山頂付近には五分咲きの桜もあるが全体的には三分咲きで、来週以降に開花のピークを迎えるという。
 28日午前11時から始まった開会式で稲嶺進名護市長は「まだ咲き誇っているとまでは言えないが、今後1~2週間、桜の花を楽しめる」とあいさつした。稲嶺市長や友好都市の関係者らがテープカットした。
 北海道の札幌市から長男の佑季ちゃん(1)と旅行で訪れたという佐藤憲昭さん(39)、佳代さん(38)は「緑の中に桜が咲く光景がとても新鮮だ。温かい沖縄で桜が楽しめてうれしい」などと喜んでいた。【琉球新報電子版】