トランプ政権へ辺野古阻止要請へ 翁長沖縄知事が訪米向け出発


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
出発前に記者会見する翁長雄志知事(中央)、稲嶺進名護市長(左)ら=30日午後、那覇空港

 沖縄県の翁長雄志知事と稲嶺進名護市長、辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議の訪米団が30日午後、31日の米国への出発を前に那覇空港で出発式を開いた。翁長知事は、オール沖縄との出発式に先立つ会見で「米大統領が変わって新しいトランプ政権の下で、辺野古を造らせない、造れないということやオスプレイ配備反対を訴え、理解を得たい」と抱負を述べた。

 稲嶺名護市長は「基地問題はすぐれて人権問題であることを訴えたい。辺野古新基地建設問題は、強い意志で反対していることをしっかり伝えたい」と決意を語った。

 オール沖縄共同代表の呉屋守将氏は「沖縄の思いを世界に発信して共有してもらいたい」と訪米団の意義を語った。

 一行は31日に米国へ向けて出国し、2月5日に那覇に戻る。米連邦上下両院議員やその補佐官、有識者らと面談する予定。
【琉球新報電子版】