【東京】第36回全国高校生読書体験記コンクール(一ツ橋文芸教育振興会主催、琉球新報社ほか全国の新聞社など後援)の表彰式が30日、東京都の東京ドームホテルであり、「ゼノフォビアと難民問題」で最高賞となる文部科学大臣賞を受賞した那覇国際高3年の武田(たけた)萌さん(19)に賞状と盾などが贈られた。
武田さんが取り上げた作品は、ジンバブエの虐殺から南アフリカに逃れ、「外国人憎悪」と闘う少年の姿を描いた「路上のストライカー」(マイケル・ウィリアムズ著、岩波書店)。シリア人難民の友人と出会ったスウェーデンでの留学経験を基に、どんな人種でも共生できる社会の大切さを書いた。