八重山観光客、最高124万人 消費額789億も 16年


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社

 【八重山】八重山(石垣市、竹富町、与那国町)の2016年入域観光客数は前年と比べ11・9%増え、過去最高の124万8079人となった。県八重山事務所が31日までにまとめた。台風接近による影響が少なかったほか、空路と海路がともに好調に推移し、初めて120万人を突破した。観光消費額も前年比22・6%増の788億6000万円で大幅に伸び過去最高となった。

 空路は県外路線で機材の大型化などで提供座席数が増えたほか、繁忙期に台風の接近が少なかったことが奏功した。香港からの直行便就航も海外観光客の増加につながった。海路ではクルーズ船寄港数が前年比11回増の95回で、10トンを超えるゴールデンプリンセスの寄港などもあり、観光客数を押し上げた。

 月別の入域観光客数は1~3月、5、8、10、12月に単月の過去最高を7度記録した。3月に前年比24・9%増の11万9857人、12月も同13・0%増の8万3433人となるなど冬場も好調だった。