【浦添】沖縄県立浦添工業高校インテリア科福祉家具班の3年生10人が1月30日、浦添市伊祖の障がい児デイサービスこっこを訪れ、授業で制作した福祉家具9点を贈呈した。安全に配慮され、高校生ならではの工夫が詰まった品々に、子どもたちは喜びの声を上げた。
同校は毎年、地域の福祉施設に手作りの家具を寄贈している。生徒らは事前に必要な品について施設に聞き取りし、今回はスロープトイ、木の柵、木製車イス、イラスト棚、ランドセルロッカー、子供用イス、子供用机、小イス、踏み台を制作し寄贈した。
イラスト棚を担当した仲里飛龍さんは「棚に色やイラストを付け、片付けが楽しくなるように工夫した。成長に合わせて棚の高さも変えられる。試行錯誤しながら作った」と笑顔で語った。スロープトイを作った石川桜さんは「安全のため、くぎやねじを使わず、塗装にはオリーブ油を使った。長く使ってほしい」と語った。
こっこの嘉陽史拓主任は「大事に使いながら、子どもの成長を育みたい」と感謝した。