空自、F15の飛行再開 故障原因不明のまま


この記事を書いた人 松永 勝利
脱輪事故初めて飛行訓練を再開する航空自衛隊のF15戦闘機=3日午前8時31分、那覇空港

 1月30日に那覇空港で発生した脱輪事故を受けて、飛行を停止していた航空自衛隊那覇基地のF15戦闘機が3日午前8時31分ごろ、飛行を再開した。那覇空港で2機編隊で離陸する様子が確認された。具体的な故障原因が明らかにされぬままの飛行再開となった。
 事故は戦闘機の前脚とタイヤをつなぐ部分に破損が生じた。空自によるとF15の脱輪事故は全国で初めて。同基地では事故を受けて、約40機の同型機全ての同じ部位を点検した。2日に県庁や那覇市など関係自治体を訪問し「機体の健全性が確認され次第飛行を再開する」という意向を伝えていた。【琉球新報電子版】