浦添市長選、最終盤の2候補は… 2候補、風雨の中で懸命


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦

 2月12日投開票の沖縄県浦添市長選は9日、選挙戦終盤の「三日攻防」に突入した。立候補している無所属現職の松本哲治氏(49)=自民、公明推薦=と、無所属新人で前浦添市議の又吉健太郎氏(42)は、時折降る雨や冷たい風の中、市内を回って遊説し支持を訴えた。

 松本氏は出身地の市宮城で街頭演説に立った。軍港移設、西海岸開発に触れ「次世代のために、今すべき決断は何かを常に考えている。2期目の市長に就任させていただき、次世代を考えた西海岸へと変えていきたい。正々堂々と自らの判断を市民に問う選挙にしよう」と訴えた。選対本部長の宮崎政久衆院議員らが支持を呼び掛けた。

 又吉氏は安波茶交差点で集会を開いた。基地問題などに言及し「浦添市民の安心と安全のため、オスプレイの配備撤回も明確に訴えていく。来週の月曜からは新たな浦添市長として民意が揺らぐことのない浦添をつくり上げていきたい。そのためにも力を貸してほしい」と訴えた。国会議員や県議らが応援に駆け付け、激励の演説をした。