「アコークロー」「沖縄を変えた男」などを手掛けた県出身の岸本司監督の新作映画「こころ、おどる」(株式会社ファンファーレ・ジャパン制作、琉球新報社など特別協賛)の製作発表会見が17日、県庁であった。座間味島にある花城ハナ(吉田妙子さん)と孫の雄飛(尚玄(しょうげん)さん)が経営する民宿を訪れた人たちの人生を描く群像劇となっており、岸本監督は「座間味島の自然や料理、人の魅力を伝えながら、訪れた人たちの人生を変える沖縄のパワーを表現したい」と話した。
「こころ、おどる」は2015年に岸本監督が製作した30分の短編映画を長編化し、全て座間味島で撮影する。
短編にも出演した吉田さんは「もう一度この作品に携われてうれしい。美しい座間味島や沖縄の魅力を伝えたい」とアピール。尚玄さんは「岸本監督はいつも台本にとらわれない手法で撮影するのでロケが楽しみだ」と笑顔で語った。撮影は今月22日~3月10日に行われ、来年夏の公開を予定している。