コンクリートブロック作業続く 大型車両11台が基地内に入る


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 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で21日、基地建設に反対する約50人が米軍キャンプ・シュワブの工事用ゲート前、第2ゲート前に分かれて工事中止を訴えた。午前9時ごろ、工事用車両を止めようとゲート前に座り込む市民らを機動隊員が強制的に排除し、工事用車両ゲートから大型トラック11台が基地内に入った。車イスで座り込んでいた名護市瀬嵩に住む成田正雄さん(64)は「基地ができると辺野古だけでなく自分たちの住む地域も影響が出る」と顔をしかめた。工事用車両搬入時には、ゲート前の国道329号で一般車両20台以上の渋滞が続いた。

 海上では大型クレーン船からコンクリートブロックが大浦湾に投下する作業が続いている。基地建設に反対する人たちは抗議船3隻、カヌー11艇でコンクリートブロック投下に抗議した。【琉球新報電子版】