新1年生にランドセル型お守り 「養生の里」利用者が贈呈


この記事を書いた人 松永 勝利
ランドセル型の手作りお守りをもらい、うれしそうに手に取る園児=27日午前、那覇市田原のたばる愛児保育園

 豊見城市豊見城の介護老人保健施設「養生の里」を利用するお年寄りらが27日、那覇市田原のたばる愛児保育園(上原廣子園長)を訪れ、4月に新1年生になる園児12人を含む21人に、手作りのランドセル型お守りを贈った。園児は、手のひらに収まる黄色の小さなお守りをうれしそうに見詰め、小学校入学に期待を膨らませた。
 養生の里のお年寄りが同保育園に手作りのお守りを贈呈するのは今年で5年目。お守りには「毎日無事に家へ帰りますように」との願いを込めて、カエルのイラストシールを貼った。

ランドセル型お守りをプレゼントした「養生の里」利用者に、お礼の首飾りをプレゼントする園児=27日午前、那覇市田原のたばる愛児保育園

 お守りのお礼に園児らはお年寄りに首飾りを1人1人の首にかけて贈呈した。
 お守りを受け取った具志堅花音(かのん)ちゃん(5)は「1年生になったらお友達をたくさんつくりたい」と声を弾ませた。
 新城萌々香(ももか)ちゃん(6)と仲村果希(かの)ちゃん(5)は「もうランドセルを買ってもらった」と話し「もらったお守りをランドセルに付ける」と喜んだ。【琉球新報電子版】