飲酒事故死、半数が未成年絡み 沖縄、過去10年で最悪


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
飲酒運転根絶ロゴマーク旗の掲揚式=2月、沖縄県庁

 2016年中に沖縄県内で発生した飲酒絡みの交通死亡事故13件のうち、未成年による事故が半数近くの6件に上ることが分かった。県警によると、過去10年で最も多いという。

 死亡事故発生数は07年からの10年間で最も多く、全てバイクによる事故。いずれも発生時間は午後10時から午前6時半までの深夜から早朝にかけての時間帯で、未成年による深夜徘徊(はいかい)の問題も改めて浮き彫りになった。

 過去10年の数値を見ると、未成年の飲酒絡み死亡事故の件数は各年0~2件で推移しているが、16年に急激に増えた形だ。

 16年に県内で発生した飲酒絡み事故は109件で、うち死亡事故は13件。同年の飲酒運転摘発人数は1856人となっており、15年から2年連続で全国ワーストとなる見込み。