書道きょうだい「金」 糸満の玉城、具志、仲間さんら7人 全沖縄展


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きょうだい3組そろって金賞を受賞した(前列右から)玉城寿翔君と里桜さん、里彩さん、具志真夢君と(後列左から)隆希君、仲間穂奈美さんと和仁君。同右端は指導する上原東穂さん=2月22日、糸満市西崎の茅原書藝会東穂書道塾

 【糸満】糸満市西崎の茅原書藝会東穂書道塾に通う3組のきょうだい計7人がこのほど、第55回全沖縄児童生徒書き初め展でそろって金賞を受賞した。指導する上原東穂(とうすい)(安子)さんは「30年書道教室を開いているが、きょうだい3組は珍しい。みんな書き初め展に向けて一生懸命頑張った成果が出た」と受賞を喜んだ。

 10歳から書道を始めた玉城寿翔(ひさと)君(11)=光洋小5年=はサッカー部に所属し、週3~4回は練習に通う。「書道は週に1回。自信はなかったけど、初めての大きな賞でうれしい」と笑顔を見せた。6歳で始めた妹の里桜(りお)さん(9)=同3年=は「夢は小学校の先生なのできれいな字が書きたい」と話した。「さくら」と書いた里彩(りあ)さん(7)=同1年=も幼稚園から書道に励んでいる。

 具志隆希君(9)=光洋小4年=と弟の真夢(まなむ)君(7)=同1年=の2人は野球部に所属している。学校帰りに書道塾に来て、野球に行くという。隆希君は「『希望の光』と書いたが何度も書き直した」と振り返った。

 幼稚園から習っている仲間穂奈美さん(13)=西崎中1年=と弟の和仁(かずと)君(11)=西崎小5年=は「よく先生に字がきれいだねと褒められる」と言う。穂奈美さんは字がきれいという、うわさが生徒会の先生に伝わり、生徒会の書記になった。

 ソフトテニス部に所属し「継続はめっちゃ大変だけど、どっちも好きなので頑張れる。今年は学生で最高の8段に向けて頑張りたい」と抱負を語った。