お年寄りから手作りお守り 全員合格祈願! 寄宮中に贈る


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デイサービスの利用者から手作りのお守りを受け取る寄宮中3年生の生徒ら=2月22日、那覇市の寄宮中学校
寄宮中3年生一人一人に贈られたお守り

 高校合格を願い、那覇市立寄宮中学校(仲盛康治校長)の3年生212人への手作りのお守りの贈呈式が2月22日、同校で開かれた。お守りを贈ったのは、同校生徒と交流してきた地域のデイサービス「琉球の街」の利用者や職員ら。贈呈式で「交流のお礼にと、皆さんが合格するよう一つ一つ願いを込め作った」と話した。

 寄宮中は、地域のデイサービス利用者を学校行事に招待したり、昼休み時間に訪問して民謡を披露したりしてきた。贈呈式では、これまでデイサービスで民謡を披露してきた、吹奏楽部の宮里ひなたさん(15)が代表で「私たちの三線や歌を喜んでもらい、私たちの自信にもなった。全員合格に向けて、気持ちを引き締めて頑張っていきたい」とあいさつした。

 お守りの中には、願掛けとして、マットなどの滑り止めに使われる素材が入っているという。利用者の並里竜太郎さん(70)は「しっかり作るために、何度かやり直した。若い人たちに渡せてうれしい。交流を続けていきたい」と話した。