暗算10段3人合格 伊波そろばん教室 挑戦6~10回で


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 【豊見城】1月29日に実施された全国珠算教育連盟主催の暗算検定試験で、豊見城と那覇市に3教室を構える伊波そろばん教室の島袋姫芽さん(とよみ小5年)、屋宜すずなさん(天妃小5年)、齊藤聖さん(同6年)がそろって10段に合格した。島袋さんは豊見城市の小学生としては初めて、市全体でも2人目の暗算10段合格者となった。

暗算の10段に合格し喜びを語る(前列左から)島袋姫芽さん、屋宜すずなさん、齊藤聖さんと伊波そろばん教室の講師ら=豊見城市高安の伊波そろばん教室とよみ教室

 10段の試験は掛け算、割り算、見取り算の3種目で、それぞれ40問を3分で回答する必要がある。1種目当たりの間違えは2問までとなっており、速さと正確さが求められる。3人は合格までに6~10回ほど試験を受けたと言い「やっと合格できてうれしい」と口をそろえた。

 島袋さんは「豊見城市の最年少記録と聞いてうれしく思う。今、そろばんは7段なので、そろばんの10段を取れるように頑張りたい」と目標を見据えた。屋宜さんは「掛け算でずっと失敗していたので、特に頑張って練習してきた。合格できてうれしい」、齊藤さんは「10回ぐらいずっと不合格で、今回ようやく合格できてほっとした」と喜んだ。

 3人を指導している伊波そろばん教室の伊波晋代表は「子どもたちは頑張っているし、保護者の協力もあっていい成績につながっている。教室では10段を目指している子も多くおり、合格させられるように取り組んでいきたい」と話した。