通称那覇一文字を舞台に12日、ジャパンカップグレ沖縄大会が開催された。参加者87人は4ブロックに分かれ、グレ優先のフカセ対象魚の重量で順位を競った。
北の新堤に渡った古謝義友さんは仕掛けをテトラの中に入れて狙っていると、午前7時50分にヒット。竿(さお)が1.2号、ハリス2.5号の細仕掛けで、竿は大きな弧を描いて曲がった。
テトラの中のグレは思ったほどの抵抗もなく引き出すことに成功した。この細仕掛けは古謝さんの作戦の一つ。柔らかい竿だと魚が暴れることが少ないことを経験上知っていたからだ。
最初に釣った1匹が45.6センチ・1.58キロのグレの仲間のオキナメジナで大会記録となる大物。30分後、0.88キロのオキナメジナを釣り上げ、優勝を決めた。2位の垣沼選手も2匹のオキナメジナを釣り上げ全体で6匹のオキナメジナが釣れ盛り上がった。主な結果は次の通り(敬称略)
▽1位・古謝義友(グレ2匹、2.46キロ、Cブロック1位)
▽2位・垣沼翔太(グレ2匹、1.54キロ、Aブロック1位)
▽3位・鈴木碧(グレ1匹、0.86キロ、Bブロック1位)
▽4位・前濱健一(グレ1匹、1.36キロ、Aブロック2位)
▽5位・安里敦(アーガイ1匹、0.84キロ、Dブロック1位)
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)