低所得世帯の通学支援、沖縄都市モノレール、生徒の運賃半額に


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 沖縄都市モノレールを通学に利用する県内の低所得世帯の高校生などの運賃が4月から約半額になる。子どもの貧困対策を県民運動として取り組む「沖縄子どもの未来県民会議」の第2回理事会が14日に開催され、同会議と沖縄都市モノレール(美里義雅社長)が協力して運賃割引を実施することを決定した。適用者は最大500人。県の試算では年間で約4万円軽減されるとしており、6カ月通学定期券の年間利用金額よりも安くなる。

 対象は県内の高校、高等専門学校、専修学校高等課程の生徒で、前年度の高等学校等奨学給付金や就学援助の対象者などとなっている。

 希望者は学校を経由し、同会議に申請書を提出する。交付された認定カードと学生証をモノレールの各駅で提示することで、割引専用のOKICA(オキカ)を購入することができる。

 専用のOKICAでは乗車した区間の大人料金が約半額となる。