沖縄県宮古島市議会の無所属市議が自身のフェイスブック(FB)に投稿した内容を巡り、本人への誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいる。市議は9日、FBに米海兵隊の訓練を受けた陸上自衛隊部隊が宮古島に配備されたら「絶対に婦女暴行事件が起こる」などと投稿。その後批判を受け、謝罪し、撤回した。だがネット上では投稿が拡散され「炎上」が続く。
宮古島市議会には市議の家族に対し性的な表現を含んだ嫌がらせのメールも届いており、一部は個人攻撃の様相となっている。市議会事務局によると、市議のFBの投稿に関連して21日午後6時までに計523件のメールや電話などが届いた。そのうち約7割が市議を批判する内容だった。
自衛隊員の母親から「息子が侮辱された」などといった切実な訴えの抗議がある一方、市議の家族に対して性的暴行を示唆するようなメールもあった。市議はこれまで直接的な危害は受けていないが、警察に2回相談している。