落下事故は「タイヤ分離」と米軍回答 防衛局が県議会に説明


この記事を書いた人 松永 勝利
高木健司次長(左列手前から2人目)に意見書を手渡す仲宗根悟県議(右列手前から3人目)=23日午前10時半ごろ、嘉手納町の沖縄防衛局

 【嘉手納】県議会の米軍基地関係特別委員会(軍特委)の仲宗根悟委員長らが23日午前、沖縄防衛局を訪ねて、金武町と宜野座村の境界線付近で米軍ヘリがタイヤを落下させた事故に対する意見書を高木健司次長に手渡した。高木次長は米軍から「タイヤが分離した」との回答を受けたと明らかにし「なぜ起こったのか問い合わせを継続している」と答えた。

 仲宗根氏は「防衛局が米軍に対し、本当に実のある要請をしているのか疑問だ。金武町と宜野座村がファルコン(ヘリコプター着陸帯)の撤去を求めるのは異例で、我慢の限界だ」と強調した。

 意見書では①民間地上空でのつり下げ飛行訓練を行わない②早朝、夜間、民間地上空での飛行訓練を行わない③兵員に対する教育、訓練の管理を徹底する―ことを求めた。【琉球新報電子版】