沖縄県内の公立小学校の約6割に当たる168校で23日、卒業式が開かれた。卒業生らは教職員や保護者の祝福を受け、また感謝の言葉を述べながら、6年間の思い出が詰まった学びやを巣立った。
那覇市の曙小学校(真喜志昇校長)では6年生の57人が式に臨んだ。壇上に上がった卒業生は「部活や勉強に頑張りたい」「いろいろなことに挑戦したい」などと中学校での抱負を述べた後、真喜志校長から卒業証書を受け取った。
卒業した仲宗根聖人(まさと)君(12)は「小学校では修学旅行が一番の思い出だ。中学校ではサッカー部に入って部活を頑張りたい」と意気込みを述べた。真喜志校長は「6年間で心も体も立派に成長した。中学校でも夢実現に向けて努力してほしい」と激励した。
本年度は県内の公立小学校を約1万6千人が卒業した。県内公立小は24日までに卒業式を実施する。