メダル願い応援グッズ 東京五輪、沖縄からエール


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五輪応援メッセージを込めたオリジナルTシャツを両手に満面の笑みを浮かべる大将の島尻邦雄さん=那覇市辻のだるまそば

 膨らむ期待と高揚感を、どう表現したら良いか―。考え抜いた末、数十年来の友人で沖縄県文化功労賞や琉球新報活動賞など多数の受賞歴を持つ舞台美術家・画家の新城喜一さん(83)にデザインを依頼し、五輪応援グッズを完成させた。

 「金メダルを意識したゴールデンだるまシーサーも作ったよ」と胸を張る島尻さん。「2020 TOKYO」のメッセージを添えたオリジナルTシャツやステッカーは、昨年12月2日付で商標登録も済ませた。現在は店内限定販売だが、うわさは地元の常連客や老舗の味を求め訪れた観光客などの口コミで県内外に広がり、予想以上の好評を得ている。

 島尻さんは「空手の発祥地でもある沖縄には、今後ますます多くの観光客が訪れる。『ようこそ沖縄へ』『一緒に東京五輪を盛り上げましょうね』という思いを伝えたい」と話す。

 悪を寄せ付けず、福を呼び込む「だるまシーサー最強説」を熱弁する島尻さん。史上最多の金メダルを獲得する日本人選手の勇姿を想像している。(当銘千絵)