吉田カバン×沖縄の伝統工芸 紅型、首里織、琉球絣のバッグやリュック リウボウで4月3日まで販売


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「RYUKYU×PORTER」の第3弾商品

 国産かばんの有名ブランド「ポーター」と沖縄の伝統工芸がコラボした「RYUKYU×PORTER」の第3弾が27日、那覇市久茂地のデパートリウボウで発表された。琉球紅型と首里織に加え、今回から琉球絣(がすり)も商品開発に参加した。手提げ型のトートバッグのほか、リュックサックを新アイテムに追加した。計720点の数量限定で、28日~4月3日にデパートリウボウ1階特設ステージで販売する。

 「沖縄伝統工芸品に、自分使いをプラス」をコンセプトに、リウボウインダストリー(糸数剛一社長)などが企画。「ポーター」かばんの製造元である吉田(東京、吉田輝幸社長)の協力で、沖縄の染め・織りの伝統柄をあしらったオリジナル製品を発表し、好評を得てきた。

 発表会見には、琉球びんがた事業協同組合の屋富祖幸子理事長、那覇伝統織物事業協同組合の安座間美佐子理事長、琉球絣事業協同組合の野原八重子理事長らが出席した。

 今回は、帆布地のトートバッグに紅型、首里織、琉球絣をあしらい、カラーバリエーションも紺、カーキ、紺×黄色、オレンジ×白の4色に増やした。サイズは大・中・小、価格は2万520円~1万6740円(税込み)。

 リュックは縦糸が綿、横糸がナイロンの生地を使用し、裏地に紅型、首里織、琉球絣を用いた。価格は2万4300円(同)。吉田の桑畑晃企画開発本部長は「リュックは家族皆で使ってもらえる万能さと、スマホの普及で両手を空けたいニーズもある」と語った。