荻堂、東洋太平洋王座へ ライトフライ級 来月21日、沖縄県内でタイトル戦


この記事を書いた人 平良 正
タイトル奪取へ意欲を示す荻堂盛太(左端)と来場を呼び掛ける平仲ボクシングスクールジムの平仲信明会長(中央)、小谷将寿=12日、琉球新報社

 プロボクシングOPBF東洋太平洋ライトフライ級3位の荻堂盛太(平仲ボクシングスクールジム)が5月21日、琉球大学第一体育館で同級2位のエドワルド・ヘノ(フィリピン)と同級王座決定12回戦を行う。「MUGEN 挑vol・5」のメインイベントとして組まれた。同級チャンピオンがタイトルを返上し、王座決定戦となった。12日、琉球新報社を訪れた荻堂はタイトルマッチへ向け「絶対に勝たないといけない。次はない」と意気込んだ。

 荻堂は那覇市出身の24歳、プロ戦績は15戦11勝(3KO)2敗2分け。今年1月のWBC世界ユースライトフライ級の王座決定戦ではドロー判定で引き分けた。体重も順調に減っており、コンディションも上がってきているという。「試合は死にものぐるいで第1ラウンドから全力で挑んでいきたい」と述べ、早くも闘志を前面にみなぎらせている。

 試合を主催する平仲ボクシングスクールジムの平仲信明会長は「沖縄に1つぐらいベルトを置いておきたい。勝たないといけない試合だ」と期待を寄せている。

 また、4月に同ジムに移籍した29歳の小谷将寿(南城市出身)がセミファイナルに登場する。1月の「MUGEN 挑vol・4」ではスーパーフェザー級8回戦で判定勝ちした。プロ戦績は22戦20勝(13KO)2敗。環境も充実していて気持ちに張りが出ているという小谷だが、ここ3試合はKO勝利から離れている。「KOで勝って『琉球の倒し屋』健在というのを見せたい」と語った。

 試合の問い合わせはMUGEN(電話)098(856)8889。